勉強法

【公認会計士試験】租税法の勉強法/計算&理論で偏差値56の科目合格

こんにちは、お茶くまです。

当ブログへのアクセスは、意味不明な中国からのアクセスが主な層なので、どんな内容を投稿しようが基本誰にも見られないという状態なのですが、さらに「租税法の勉強法」という100人いたらギリ1人が読むか読まないかの内容で投稿していきたいと思います。

普通ブログ運営は、老若男女、広く読まれる記事を投稿するかと思いますが、あえて読者のターゲットを絞っていくスタイルです。

群衆
群衆
租税法の勉強法を教えろください
管理人くま
管理人くま
分かりました

租税法の勉強はまあまあ重いって話

person weight holding blue and gray Rogue barbell

さて本題ですが、租税法は、公認会計士試験上は論文科目なので、短答合格後の勉強スタートとなると思います。で、この科目なんですが、ご存知の通りまあまあ重い科目です。

↓テキストのボリュームだけ見ても厚みがすごいです。

これをすべて細かいところまで完璧に抑えるのは天才でない限り不可能に近いので、いかに効率よく、合格点に達するかについて投稿します。

なお、当ブログの管理人は本試験で租税法を科目合格水準の偏差値だったので、一定程度は参考になるところがあるかと思います。

ただ、全国1位とかそんなのは夢のまた夢ですので、全国1位を目指す勢いで勉強してますって猛者はGoogleで「租税法1位」で調べて見てくださいませ。

租税法の勉強を始める時期はいつがおすすめか?

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まずそもそもとして、租税法はいつから勉強をスタートしたら良いかについて書きます。

まあ、会計士の勉強を始めた当初から租税法を勉強する異端児はいないかと思いますので、普通に「短答式試験が終わってから論文対策をするタイミング」でスタートするのがベストと思います。

たまに、5月短答→8月論文の場合、短答合格してから租税法を始めたら遅いから1月とか2月に租税法の勉強をする強者がおりますがそんなことはしなくて良いです。

短答を合格するまでは普通に短答科目に集中でいいかと思います。そもそも論文試験を受けれるかどうか分からない状態で租税法みたいなよう分からん科目の勉強をしても身になりませんね。

租税法という科目の全体感

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まずは租税法という科目の全体感を確認します。下記の3つの科目を総じて公認会計士試験では”租税法“と言ってます。

・法人税(点数は全体の6割くらい)
・所得税(点数は全体の2割くらい)
・消費税(点数は全体の2割くらい)

法人税が一番ボリュームありますね。

租税法計算の勉強法全体感

次に計算の対策について投稿していきます。

ちなみに、法人税、所得税、消費税のうちでは、法人税が最も計算ボリュームがあります。(というかボリュームありすぎて際限ないです。非常に苦しいです。)

まずは計算をひたすらする

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タイトルの通りですが、まずは計算をひたすらするのがよいと思います。とにかくひたすらするのが良いです。いったん理論対策は放置でよいです。

租税法の勉強を始めた序盤は「計算10:理論0」くらいの割合でいって、本番が近づくにつれ「計算8:理論2」くらいがバランスとれた比率かと思います。

また、租税法の計算は毎日するのを強くオススメします。オススメというかもはやこれは当たり前のレベルでやったほうがいいと思います。

短答式試験の時って、財務と管理の計算って毎日していたと思うのですが、これと同じ感じで租税法の計算も毎日息をするようにやるべきと思います。

「理論が壊滅的だったけど、計算でしっかり得点できたので合格できました」のパターンはあっても、「計算がボロボロだったけど理論で踏ん張りました」のケースはあんまりないと思いますので、計算は超重要ですね。

何を使って勉強するべきか

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で、試験上で重要な計算ですが、どうやって勉強するのがよいかというと、まず使用する教材は「テキスト」「問題集」「答練」とオーソドックスなものでよいと思います。

巷では大原が租税法に強いとかなんとか聞きますが、TACに属しておきながら、大原のものを受講するのもさすがに異端児すぎるので普通に所属しているものを使って大丈夫かと思います。

他にもいろんな予備校あるかと思いますが、超絶マイナーなところでない限り所属しているもののみを使ってよいかと思います。

ちなみに、管理人は大原で勉強していたのですが、「租税法のテキストが素晴らしいな〜」とか「この問題集をこなしておけば安心だな〜」って思ったことは一度もありません。本当に大原が税法に強いのかはちょっと疑問が残ります。まあ、そもそも税法というのが難解だからなんですかね。

計算ボリュームの多さ問題

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多分勉強を進めるとわかると思うのですが、あまりのボリュームの多さにくじけそうになるかと思います。が、残念ながらここは地道にやっていくしかないです。「こんな細かい規定覚えられんやろ!」ってやつも結構あるんですが、租税法でアドバンテージをとるなら過度にならない程度で、できるだけ対策した方がいいかと思います。

ただ1つ朗報があって、本試験レベルであっても、テキストの例題レベルの問題もたくさん含まれてます。(実際の過去問参照)

また、あまりのボリュームが多い件ですが、講義の時間もボリュームがえぐいです。予備校のカリキュラムで講義が25回あるとしたら、25回×3時間=75時間もかかってしまいます。

映画を75時間見るならなんとかわかりますが、税法を75時間はシンプルに眠いです。もっと講義を面白くしてくれたらいいのに、なんなんすかね、大原の講師陣もサラリーマンだからあんまり攻めた講義はできないのかしらね。

なので、はじめからアウトプット重視の勉強で、いきなり問題から取り組む戦略でもいいかと思います。

特に試験まで時間が限られてるよって方は、いきなり問題集や答練の基本的なところから手をつけて、分からないところを中心にテキストに戻るっていう通常とは逆のパターンです。

が、この辺は適宜ご自身の合う合わないとかもあるかと思いますので、ご判断ください。

租税法理論の勉強法全体感

次に理論の勉強の全体感について投稿します。

まずは、計算がある程度できるようになるのが先決ですので、学習がある程度進むと理論にも手を付け出すことになります。

理論の勉強バランスはそこそこに

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理論は答練とテキストを平均レベルでやればいいかと思います。そもそもここにたくさんリソースかけたとて 差がめちゃめちゃつくところとも思えないのでほどほどにしておくのが受験上の戦略としてはいいかと思います。

あと、計算ができてたら自然とこの理論もわかるよね?的な問題も出たりするので、やはりまずは計算を重視する方針でよいかと思います。

法令基準集(条文)にある程度慣れとく

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本番では法令基準集(条文)が使えるので、普段からある程度慣れておくのがよいです。
(↓下記の写真のようなやつ)

というか慣れとかないといけないです。会計学では条文を引いて既述することはほぼなかったような記憶ですが、租税法ではほぼ間違いなく条文を引いて記述することになるかと思います。

なので、本番で初めてページ開きます状態だと使い方を探っている間に試験が終了してしまいます。よって、ある程度どこにざっくりどういうものがあるかを把握しておくためにたまに触れておくのが良いかと思います。

法令基準集(条文)への慣れ方

man sitting on bench

ただ、慣れといたほうがいいとか言ったものの、こんな読みにくいものに慣れるのはほぼ不可能です。

適当に選んだ条文を読んでみたら分かりますが、人が読むもんじゃないです。「これはあえて分かりにくくしてるんじゃないか!?」ってレベルで分かりにくいです。

てことで、一番シンプルな慣れ方は、「答練で出題された箇所の条文にマーカーを引く」です。

最終的にこの難解な条文をすっきりわかるようになるのは学者でもない限り無理なので、せめて答練で出たところは抑えるって感じで慣れていくので良いかと思います。

答練で出題されたところだと、一回は真剣に考えている論点&ある程度重要なところなので、この意味でも馴染みやすいかと思います。

試験当日の裏技っぽいこと

試験当日の裏技っぽいことを少し触れます。ちなみに、裏技を実行するかどうかは完全に自己責任になります。

計算と理論でそれぞれ1つずつ裏技を書きます。

計算で使える裏技

blue and green glass jars

まずは、計算で使える裏技ですが、「わからん問題はとりあえずゼロ(0)と書くこと」です。

というのも租税法では、例えば法人税では調整なし=解答はゼロ(0)ということがたまにあります。所得税と消費税もたまにあります。

なので白紙で答案を出すくらいなら、ゼロ(0)と書いたら5回に1回くらいは得点できるかもしれません。

理論で使える裏技

man riding atv on brown field during daytime

その時々で試験の形式って変わるので形式が変われば使えなくなるのですが、理論では5問出て、それぞれの正誤を判定する問題が出るかと思います。

この正誤では、たしか○が2個×が3個みたいなパターンが過去問的に多かったとおもうので、もし「5問中4問は自信があるのにな〜」という場合は、○2個×3個になるようにしたら正解する確率がちょっと上がります。

裏技とか言っちゃってるけど

裏技とか言っちゃってるけど、まあハマっても3点くらいしか上がらないので、そもそもの得点力をあげることが先決です。

最後の最後でボーダーラインだった時に、もし裏技がハマれば一命を取り留めるかもしれません。

【オマケ】法人税の計算には重要論点が存在する

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おまけネタとして。

租税法の勉強の大部分を占める計算ですが、”重要論点“みたいなのが存在します。この論点を中心にやっていたら、もはや他はほとんどやらなくても実は合格点数に達するんじゃないか?みたいな論点たちです。

その論点は思いつくだけ適当に羅列すると下記。

・租税公課
・受取配当金
・減価償却
・給与
・グループ法人税
・寄附金

正確には分からないですが、これらの重要論点だけきっちり抑えるだけでも偏差値52にのると主張する人もおります。

管理人は普通にオーソドックスに全体をやったので、その差別化戦略がどれくらい効果があるのか肌感覚としては持ってませんが、確かに、ほぼ毎回出ているような論点ですし、コスパ的な観点からも非常に良いです。

【オマケのオマケ】別記事でも投稿しました。

多分読む価値はゼロなんですが、別記事でも感想レベルでフワッと書いているので物好きな方は下記からアクセスください。

3つ記事があるのですが、URLの形でしか表示されないというネット初心者っぷりを発揮してます。(リンクは貼ってあるのでクリックで飛べます。)

https://tastefulm.com/cpa-kaikeishi-study-tax-houzin

https://tastefulm.com/cpa-kaikeishi-study-tax-syouhi

https://tastefulm.com/cpa-kaikeishi-study-tax-syotoku

↓租税法とは全然関係ないですが、年収の記事はこちら

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