こんにちは、お茶くま(@ochakuma4)です。
今日は簿記2級を目指そうかな〜って思ってる方向けに、勉強時間や合格率とかを解説していければと思います。
簿記3級だとちょっと弱いけど、簿記2級の資格を持っていたら就職に有利とかなんとか巷では言いますので、まあ本当に有利なのかはケースバイケースかと思いますが、取れるなら取っておいて損はないかと思います。
↓あと、YouTubeでも似たようなものを投稿してますのでよければこっちもどうぞ。
簿記2級の全体像を知る
まずは簿記2級の情報をいろいろと知ってからスタートした方がいいってことで、試験を受けるにあたって知っておいた方がいい情報を集めてきましたので、それを記載していきます。
あと、管理人の経験に基づく実体験も入れております。
簿記2級のメリット3選
まずは、ポジティブな話題からということで、簿記2級を取得することによるメリットです。下記の赤枠内が主に挙げられるかと思います。
・数字の意味が分かるようになるのでビジネスをより理解できる
・就職活動に有利になる(就職転職にも役立つ)
・他の資格取得のステップアップとなる
あれ〜?これどっかで見たことあるな〜って方はおそらく99.99%いないかと思いますが、0.01%の可能性にかけて一応言っておくと、当ブログでは簿記3級の記事も実は書いておりまして、そちらと共通となっております。

まあ2級も3級もレベルの問題で根本的には変わらないので、簿記資格取得のメリットは同じになります。
簿記2級の合格率データを見る
次に簿記2級の合格率は下記です。
回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
157(2021.2.28) | 45,173名 | 35,898名 | 3,091名 | 8.6% |
156(2020.11.15) | 51,727名 | 39,830名 | 7,255名 | 18.2% |
155(2020.6.14) | 中止 | |||
154(2020.2.23) | 63,981名 | 46,939名 | 13,409名 | 28.6% |
153(2019.11.17) | 62,206名 | 48,744名 | 13,195名 | 27.1% |
もちろんですが、適当に作ったデータではなく、オフィシャルサイトからの引用です。
なんか近年やたらめった難しくなっていることが読み取れます。特に直近の回はなんと合格率10%切ってます。10%切る試験になると正直運も必要になってくるのかなあって思います。
簿記2級と3級の違いは?
簿記の試験って、商工会議所っていうところが実施してるぽいのですが、そのホームページを見ると下記のように書かれてます。
簿記3級・・・業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。
簿記2級・・・経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。
超ざっくりいうと、3級は「自動車免許と同じノリでとるべき資格」、簿記2級は「会計経理周りの仕事をするなら必須の資格」みたいな感じです。
とりあえずせっかく簿記の勉強を始めたならば2級までは取った方が良さそうです。
というか実際取ったほうがいいです。簿記3級を持っててもなんの自慢にもならないし、人生が有利に働くことは多分1ミリもないです。
簿記2級の難易度はどれくらい?
簿記2級の難易度ですが、片手間でやるのにはちょっと厳しいくらいです。
日々の生活の大部分を簿記の勉強にする必要はないですが、それなりに日常生活の中で時間を捻出して簿記の勉強にあてないといけないと思います。
学生だったら余裕で時間は作れますが、社会人だとそういうわけにもいかないので、例えば会社の帰りにファミレスに寄ってそこで勉強してから帰宅するとか、朝1時間早く家を出て、会社近くのカフェで1時間勉強して、出社するとかが現実的な感じになるかと思います。
簿記2級合格までの勉強時間と勉強期間
次に簿記2級合格までの勉強時間と勉強期間を考えてみたいと思います。
当然ながら、簿記2級は3級より難しくなります。感覚的には簿記3級の時の倍くらいの時間や労力がかかるようなイメージになります。
まあでも計画をちゃんと立てて実行できれば無理なくクリアーできるレベルかと思います。
勉強時間は200時間で合格できる
具体的な時間ですが、200時間くらい勉強時間を作れば合格水準までいくかと思います。
200時間って多いか少ないか微妙なところですが、ちょっと頑張らないといけないくらいですかね。
まあもちろん商業高校出身でしたとかでしたら、もっと短く100時間くらいでいけるかもしれませんが、概ね200時間くらいを想定しておけばいいかと思います。
勉強期間は3ヶ月くらいの期間が妥当
平日は毎日2時間、休日の土日はそれぞれ5時間としたら1週間で、20時間勉強していることになります。
これを3ヶ月続けると240時間くらいになりますので、これくらいしたら十分合格水準にいくかと思います。
まあ200時間くらい勉強したら合格水準まで行きますが、3ヶ月きっちりこのペースでいけることはないかと思うのでちょっとバッファを持たせてます。
簿記2級のおすすめ勉強法
簿記2級のおすすめの勉強法ですが、オーソドックスな感じで進めて良い、というかそうせざるを得ないかと思います。
テキストを見て、問題演習をして、過去問で傾向を掴んで・・・といったように誰でもわかるような方法でやるしかないかと思います。
まあ、若干テクニック的な感じで、はじめに過去問を見てから問題集ベースでは出題形式を確認し、最後にテキストで理解をする、みたいな逆のパターンでの勉強も一部取り入れてもいいかと思います。
簿記2級の勉強は予備校に通うべきか?独学でもOKか?
次に独学でいくか予備校に通って勉強するかですが、これは独学で合格可能かと思います。
石油王で予備校代を出すことはノーダメージや、こういう勉強は講義を受けながら進めるスタイルにこだわりがあるならば予備校で学習を進めるのが良いかと思いますが、昨今の教材は充実しているので、独学でも十分可能かと思います。
もしくは予備校でやるとしても、価格的にお得なところを選ぶので良いかと思います。
あと、講座ではないのですが、「教育訓練給付制度」っていう国の制度があって、これを使うと、予備校代の一部を国が出してくれるというなかなか太っ腹な制度です。
簿記2級は幸いにもこの制度の対象ですので使えるものは使い、貰えるものは貰っときましょう。ユーキャンって大手のところの講座が対象みたいです。
教育訓練給付制度でユーキャンのHPまで飛ぶよ
簿記2級の勉強におすすめの教材は?
簿記3級の勉強の時も紹介したシリーズと一緒になりますが、こちらの教材が人気で良いっぽいです。
これじゃなくてもいいので、書店に行ってみてセンスで決めるのがいいかと思います。特にこだわりがなければ安定性を重視して人気のあるやつでいいかと思います。
![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/6072/9784813296072.jpg?_ex=240x240)
あと過去問対策も必須なので、どれかを買って傾向を掴んでおくのが良いかと思います。
簿記の勉強は社会で生きるのに役立つ
最後に、簿記の勉強は、試験の合格とか不合格とか関係なく、普通に社会で生きるツールとして役立ちます。
昨今は簿記2級の合格率が異常に難しくなってるとかで、やる気を失いがちです。
が、仮に不合格だったとしても身につけた知識そのものはなくなるわけではないので、社会人として生きるのにまんま役立つかと思います。
簿記3級の記事でも「トヨタ自動車」を例に取り上げましたが、別の指標で、下記は設備投資と研究開発費の関係をグラフで表してるぽいものですが、簿記を勉強したらなんとなくその内容もわかるようになってくるかと思います。

ということで、実際に簿記の試験に合格するとかしないも大事ですが、ビジネスマンの基礎知識の一環として、TOEICを通じて英語を勉強するのと同じような感じで勉強するのがモチベーション的にも健全かと思います。
あと、簿記2級とは関係ないですが、勉強法でiPadを使った勉強を紹介している記事があるので、特に通勤時間とかで身軽に勉強したいって方は合わせて是非どうぞ。
