こんにちは、お茶くま(@ochakuma4)です。
今回は「公認会計士試験の合格が1年遅れると900万円の損失?」というテーマで投稿していきたいと思います。
まあ合格のために日々勉強をしている中で、1年合格をあえて遅らせようって考えている人はいないかと思いますが、その辺は百も承知した上で、モチベーションアップの一環としてお読み頂けると幸いです。
公認会計士試験の制度まとめ
まずは、試験の合格云々の前に、公認会計士試験の制度を超かんたんにおさらいします。
公認会計士試験は下記の試験で構成されている感じです。
・1次試験(いわゆる短答式試験)
・2次試験(いわゆる論文式試験)
・3次試験(いわゆる修了考査)
まずは、1次試験の短答式試験
まずは、1次試験、いわゆる短答式試験です。
これは合格率が大体10%前後でクッソ難しいです。開催は年2回、12月と5月にあります。
マーク式ですが、適当にマークしても到底合格点にはいきません、クッソ難しいです。
次に、2次試験の論文式試験
1次試験をクリアーできたら、次は2次試験、いわゆる論文式試験です。
2次試験は合格率が30%台くらいですので、「まあそれなりにいけるかな?」と思うかもしれませんが、母集団が1次試験を突破してきた猛者たちで構成されているので非常に厳しい戦いになります。
2次試験をクリアーできたら、無事社会人として、というか監査法人で働けて給料もらえることになるので、いかに2次試験を早く突破するかが金銭的には重要となります。
2次試験は1年に1回
1次試験は年に2回ありますが、2次試験は年1回、8月にあります。なので、1回不合格になってしまうと、次に受験するのは翌年となってしますので、社会人になって働くのが1年遅くなります。

おまけで3次試験の修了考査
ちなみに3次試験、いわゆる修了考査もあるにはあるのですが、まあこれは監査法人に勤めはじめてから3年後とか4年後とかの話ですので一旦無視します。
ちなみに修了考査関係の記事もあるのでご参考に合わせてどうぞ。


公認会計士の平均年収は900万円弱
で、1年合格が遅れるとどうこうの全体で、そもそも公認会計士の年収はいくらくらい?って話ですが、おそらくだいたい900万円くらいです。
つまり合格が1年遅れると、定年までに働く期間が1年減るので生涯年収がその分減ることになります。

Googleから平均年収の引用&筆者の所見
900万円は本当に正確な数値なの?って点では、まあこの辺は正確な数値は誰にも分からないので天下のGoogleに聞くこととします。
下記の通り、おおよそ900万円くらいみたいです。
公認会計士の平均年収は992万円です(厚生労働省 賃金構造基本統計調査2017~2019年平均値より)。 なお、試験合格者1年目の監査法人の初任給は30~35万円(年収ベースで550万円前後)で、一般的な新卒採用の初任給21万円(厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査)と比較しても非常に高い給与水準となっています。
ちなみに、当ブログを書いている人の感覚的にも「まあこんなもんかな~」って感じでそんなに間違っていない金額だと思います。
初任給(1年目の年収)と定年間際の年収
平均年収は900万円というのは分かったが、「定年間際の年収 or 初任給の年収分が損失の金額になるんじゃないの?」って考えもあるかもしれません。
それに関しては、まさにその通りです。(反論はせんのかーい。)
なので、まあざっくり平均年収をとって900万円としている感じです。
ちなみに定年間際の年収は2000万円以上、一番高い人だと3000万円とかいってそうなイメージです。実際のところは知りません。

1年遅れると平均年収分の900万円の損失
よって、合格が1年遅れると平均年収分の900万円が損失することになる感じです。
なので、是非とも900万円を獲得するために直近の年度で合格をつかみ取りたいものです。
合格のためなら、多少の投資は惜しみなくいきたい
と、ここまでで、900万円というのはざっくりした金額ではあるものの、とりあえず早い段階で合格するのに越したことないです。
もちろん自身のキャリア的な観点からもですが、金銭的にも早く合格したほうが間違いなく良いので、受験期間中は多少お金がかかっても合格を近づけるようにしたほうが少し長い目で見るとオトクとなります。
【例その1】iPad勉強を検討しているなら買う
昨今はテキストの電子化も進んでおり、iPadで勉強しているパターンも増えているかと思います。
「でもiPad高いしどうしようかな~」って悩んでいる場合は、悩んでいる時間が無駄なので迷いなく、いや多少は迷っていいと思いますが、買った方がいいと思います。
あと、iPadは画面の大きさとかがいろいろあるかと思いますが、もし小さい画面で勉強がやりにくいとかあれば、是非とも大きい画面のiPadに買い替えるようにしましょう。
ちなみにiPad勉強に関して詳細に書いた記事もあるので合わせてどうぞ。

【例その2】迷っている教材があれば買う
昨今は情報社会なので、まあいろんな情報が、具体的には「他校ではこういう対策をしている」みたいな情報が流れてくることがあります。
いやむしろ自らつかみにいってるケースもあるかと思いますが。
基本は自分の通っている予備校の教材のみをやっていれば最短で合格までいけるというのが通説ですが、まあ多少だったら他の予備校の教材を使うのもアリかと思います。
その場合は、当然いくらかお金が必要になってきてしまいますが、これも迷いなく買えばいいかと思います。
1年早く合格できたら900万円で余裕で回収できる
iPadと他校の教材を例に出しましたが、合格が1年遅れると900万円損失することを考えたら、数千円~数万円程度のiPadとか教材代は無視できる金額かと思います。
よって、合格を少しでも早めれるように、そのために効率的になるアイテムがあるなら迷いなく購入するのがよいかと思います。
会計士受験生時代の日々は時給8000円
ちょいと違う目線からですが、会計士受験生の時給は8,000円もあるよって話をします。
試験に無事合格できたら、そうでない場合と比べて生涯年収が上がるかと思いますが、それにかかるトータルの勉強時間で割って時給換算すると8,000円くらいになるよって話です。
詳細は下記の記事で書いてるよ。

合格する前提ならば時給8000円
よって、合格することを考えたら、受験生時代の時給は8,000円になるので、この観点からも、多少のお金がかかることでも受験に役立つことはどんどんやるのがいいかと思います。
まあ無駄な贅沢とかはまったく不要ですが、あくまで合格を近づけるためのことだったら長い目線で役立つかと思います。
「気分転換にカフェで勉強しようかな~」って時にマクドナルドの100円のコーヒーで小さい机で粘るより、まあふつうに300円とか400円くらいのコーヒー屋さんで快適に勉強するのは全然アリと思います。

不合格なら時給0円
ちょっとネガティブ寄りの話になりますが、仮に不合格であれば時給換算もクソもなくなりますので、シンプルに時給は0円になります。
勉強に費やした時間が無駄とかそういう話ではまったくないですが、せっかく勉強して、せっかく合格を近づけるアイテムを買ったりするからにはなんとしても合格できるようにしたいところです。
まあそんなこと言っても厳しい戦いというは重々承知しているんですけどね…。
受験生の時間価値は死ぬほど高い
会計士受験生は半分以上は大学生、あとニートの人もけっこういるかと思いますが、受験生時代の時間価値は先ほどの時給8,000円理論じゃないけど死ぬほど高いです。
世間的にはニートですが、長い目線で見ると時給8,000円の商社マン顔負けのプレイヤーになります。ただ、世間的には圧倒的に商社マンの勝ちです。大勝ちです。
なのでぜひとも1年でも早く合格したい
と、まあここあでダラダラといろいろと書いてきましたが、合格が1年遅くなると生涯年収的に900万円ほど損失になるので、合格のためになることであれば多少お金がかかっても選択してくのが合理的かと思います。
あと、受験生は時給8,000円という観点からも、合格のためになることはどんどん取り入れていきたいところです。
以上です。ほかにもいろいろな記事がありますのでよければどうぞ。


