こんにちは、お茶くま(@ochakuma4)です。
今回は、公認会計士が歩むキャリアとか転職とかについて投稿していきたいと思います。
ちなみに、当記事を書いているお茶くまは東京のどっかの監査法人勤務のため、転職をしたことがないという状況です。
「そんな奴がなにキャリアとか転職の記事を書いとるねん!」って話ですが、自身のキャリアについてはまあ人並みに考えているってことで何卒ご容赦ください。

↓キャリア関係で似たような内容をYouTubeでも投稿してますのでよければどうぞ。
キャリア1年目〜4年目くらいまでの話
まずはキャリア1年目〜4年目くらいまでの話です。
つまり論文式試験に合格して、「さてどこの監査法人に入ろうかしら」って段階からの話です。実際に入社すると職階でいうところのスタッフの間の話です。
この期間はほぼ正解が見えてるので簡単かと思いますが、以下で解説します。
ファーストキャリアは、まずは監査法人がベター
まずは、試験に合格してどこに就職するかについては、監査法人がいいかと思います。
前職で特定の何かの経験があって、「それを踏まえてこういう道に進みたいんだ!」みたいな明確なビジョンがあればそれを優先したらいいかと思います。
が、そんな人は全体の1%くらいと思いますので、当ブログの投稿者含めた99%の人は監査法人に就職するのがベターかと思います。
監査法人の中でも大手がベター
そして、できるならば、大手の方がいいです。
中小でも悪くないですが、特に理由がなければ大手の方が何かと後々の選択肢は広いような感じがします。「中小のここでこれがしたいんだ!」みたいな明確なものがなければもちろん中小監査法人でもOKと思います。
まずは国内の監査部署がベター
合格者のほとんどは大手監査法人にいくかと思いますが、そこから先は分かれるところです。
個人的なおすすめは、国内の監査部署がいいと思います。
というのも、IPOとかコンサル的な部署とかIFRS的な部署とかいろいろあると思うのですが、そもそもオーソドックスな国内の監査を経験せずに、IPOとか意味不明なので、欲張らずに国内の監査部署でいいと思います。
具体的な道を決めるのは3年目以降くらいでOK
ベターにベターを重ねた選択になってしまいましたが、自分の希望とかを出すのは、監査を一通り経験できた3年目以降くらいでいいと思います。
オーソドックスな監査をしている間に、「こういう道に進みたいな〜」とか「ずっと監査をしていきたいな〜」とかいろんな気持ちが出てくると思います。

5年目くらいからは転職タイミングの第一波

先ほどの入社して1年目〜4年目くらいまでは、とりあえず特段の事情がない限り大手監査法人に入っておけば間違いないって感じでした。
が、5年目くらいからはどの道を進むことになるか、非常に、それはもう非常に迷うこととなります。
5年目というと修了考査を合格した後くらいのタイミングですね。


監査法人の残業時間はなんやいうても多い
昨今の監査法人は働き方改革が進んでいるものの、それでも労働集約型というか、なんやかんやいうても繁忙期はハードな点が結構あります。

なので「こんな感じでこれからもずっとこの仕事を続けるのは厳しかな〜」っていうのはどうしても考えてしまうかと思います。
そういうこともあって、ネガティブ要因で転職を考えることが結構あります。ていうかそっちのパターンの方が多いんじゃないかな?

「チャレンジ」と「ワークライフバランス」はトレードオフ
監査法人に残って、引き続き仕事を続けるなら特に悩むことはないですが、外の世界に出ることとなれば「どういう道に行こうかな?」って悩むことになるかと思います。
で、「これがやりたんだ!」みたいな明確なやつがあればそっちに進めば良いですが、そうでない場合は、1つの観点として「チャレンジ」と「ワークライフバランス」をどちらを優先するかで考えることになるのかなと思います。
一般的には「チャレンジ」を重視すると日々の仕事はハードになるし、「ワークライフバランス」を重視するとプライベートの時間が充実します。
ということで、監査法人から転職する際の主な選択肢は下記です。
・一般事業会社(ワークライフバランス激高)
・コンサル的なところ(チャレンジ度合い高め)
・中小監査法人(バランス型)
・個人の会計事務所(トップ次第)
・独立(自分次第)
以下でそれぞれ簡単なコメント、というかただの私見を述べます。
一般事業会社
まずは一般事業会社です。多分経理とか経営企画とかの部署に転職することが多いかと思いますが、何よりワークライフバランスが保ちやすいと思います。
なので、監査法人での多すぎる残業が嫌になって一般事業会社へ転職することは多々あるかと思います。
コンサル的なところ
次はコンサル的なところです。「的」と書いたのはその選択肢が多々ありすぎるためですが、例えばM&Aとか事業再生とか税務とか、まあその辺になります。
向上心が高かったり、こういう分野でチャレンジしたい!みたいな気持ちがあればこの道を進むことになる可能性高いですが、一方でワークライフバランスはちょっとどうかな?という感じがあります。
まあとはいえ、監査法人の繁忙期に比べると全然マシみたいなところはありますがね。
中小監査法人
他にも中小の監査法人に転職するケースもあります。
一般的に組織は小さい方が機動力というかスピード感がありますので、大手ではなかなか難しい自由な裁量権とかを求めて中小監査法人に転職するパターンがあります。
元々監査の経験があるので、業務面での心配事も少なそうですもんね。
個人の会計事務所
個人の会計事務所に転職ってパターンも多くはないですがあります。
親族が会計事務所をやっててそこを引き継ぐとかですね。
独立
最後はいっそ独立しちゃうみたいなパターンもあります。
当ブログの投稿者は独立したことないので実態全くわからないのですが、独立していきなりクライアントを持っているケースは少ないので、はじめの方はいわゆる監査バイトをして繋いでおいて、徐々に契約を増やしていくようなイメージみたいです。
9年目10年目くらいが転職の第二波(多分)
転職の第一波は5年目とかその前後、つまり修了考査をパスしたあたりと先ほど述べましたが、9年目とか10年目くらいに転職の第二波がどうも来るみたいです。
この9年目10年目くらいっていうと、いわゆるマネージャーになるかどうかあたりのタイミングになりますが、このまま監査法人に残るか、もしくは、今までつけた実力で外の世界にチャレンジするかが悩むことになるみたいです。
先ほどから末尾が「〜みたいです」で終わっているのでは、当ブログの投稿者がその領域までまだ行っていないからです。じゃあこんな記事を書くなよって話ですね。
【結論】会計士のキャリアの選択肢はマジ無限
最後に結論ですが、良くも悪くも公認会計士の道はマジで無限にあります。
無限にあるからこそ、何が正解なのかも分からないし、なかなか決めきれない点もあります。
そして決めたとしてもイマイチ自信が持てないままの状態が続くことがあるかと思います。
なので、自らのキャリアを仮でも良いので一旦決めて、進みながら徐々に修正したりするのが現実的なのかなあと思います。もはや運要素もある程度絡んでくるところになりますね。

