こんにちは、お茶くま(@ochakuma4)です。
今回は「転職時には監査法人でのインチャージ(主任・主査)経験は必要?」ってテーマで投稿していきたいと思います。
ちなみに、転職の記事を一丁前に書いてますが、当記事を書いているお茶くまは東京のどっかの監査法人で勤務をしており、転職をしたことがないという状況です。
ただ、インチャージ経験はしておりますので、この記事をギリ書けるってことで何卒ご容赦ください。
- 若手会計士の転職の価値観が変わってきている?
- 昔は監査法人でずっと居るのがが当たり前
- 今はいろんなキャリアがある、転職が当たり前の時代に
- いつ転職するのがいいか、第一波は修了考査受験前後
- 修了考査受験前後=インチャージ(主任・主査)経験するかしないかの瀬戸際
- インチャージ(主任・主査)経験とは?
- 【結論】インチャージ(主任・主査)経験は絶対必要!
- 昨今の監査法人はやることマジで多すぎ
- 修了考査合格くらいまでは雑務のオンパレード
- インチャージ(主任・主査)業務をしないと監査法人にいる意味半減かも
- インチャージ(主任・主査)業務をしないと会計士としての市場価値も低いかも
- インチャージ(主任・主査)経験と言っても色々ありますが
- とはいえ、別にインチャージ(主任・主査)経験がないパターンでも全然OK
若手会計士の転職の価値観が変わってきている?
まずそもそもなのですが、時代の変化に合わせて、会計士の転職に対する価値観も変わってきております。いや、そんな断定はできませんので、変わってきているような気がしますくらいに留めておきます。
まあそら、時代や環境が変われば、価値観も変わるよね。
昔は監査法人でずっと居るのがが当たり前
昔はよほどのことがない限り、監査法人でずっと働くことが当たり前だったみたいです。
が、今はむしろ転職ありきというか、入社する時点で転職を見据えていたり、転職を通じて市場価値を高めていく発想だったりが主流になってきているような気がします。
あと、若干ネガティブ寄りになりますが、日々の仕事がハードすぎて、ワークライフバランスを保ちたい目的で転職する人も増えているような感じです。

今はいろんなキャリアがある、転職が当たり前の時代に
昔のことは正直よく分からないのですが、今は本当に会計士にはいろんなキャリアがあります。選択肢がありすぎて選べないレベルで広がっています。

いつ転職するのがいいか、第一波は修了考査受験前後
で、転職をする場合ですが、まあ入社して1年で転職するのはさすがにレアケースすぎると思うので、妥当なところでいうと、入社して3〜4年目くらいが割と真剣に転職を考える時期かと思います。
3〜4年目というと修了考査を受験する年か、もしくは修了考査の受験が終わったくらいのタイミングです。

修了考査受験前後=インチャージ(主任・主査)経験するかしないかの瀬戸際
で、この修了考査を受験する前後は、つまり、インチャージ(主任・主査)をするかしないかギリギリくらいの時期かと思います。
転職に際しては、「インチャージ(主任・主査)を経験してからの方が良いかな〜」とか「別に経験してないけど転職しちゃおうかな〜」って悩むのがあるあるかと思います。
つまり下記のような感じです。
転職しようか迷う(だいたい入社して3〜4年目)
=迷うのはだいたい修了考査を受験する時期
=インチャージ(主任・主査)を経験するかどうか瀬戸際の時期
=インチャージ(主任・主査)を経験してから転職するか迷う
インチャージ(主任・主査)経験とは?
で、迷うのはいいとして、そもそもインチャージ(主任・主査)って何すか?って話をします。
監査法人によってインチャージの呼び名が違う?
さっきから、インチャージの後ろにカッコ書きで「主任・主査」とつけてますが、監査法人によっておそらく言い方が違うっぽいのでカッコ書きをしておりました。
厳密な定義は知らないのですが、一番偉いパートナーって人がいて、その次にマネージャーがいて、ここまでがいわゆる管理職と呼ばれる人たちで、次のポジションあたりの人がインチャージに相当する人かと思います。
インチャージ(主任・主査)経験や業務とは?
で、このインチャージ(主任・主査)と呼ばれる人たちは普段何をしているのかというと、まあいろいろします。一番いろいろなことをします。
アリで言うと、間違いないく働きアリ。働きアリの中でも特に働きアリです。
内部的な品質がどうとかの作業はもちろんですが、外部的な作業、つまりクライアントと一番コミュニケーションを取って、一番手を動かす人がインチャージ(主任・主査)と呼ばれる人たちです。
言い方が合っているか微妙ですが、一番しんどい(?)かつ一番やりがいもある(?)ポジションの人たちかもしれません。人によってはしんどさがはるかに上回るパターンもあり得ます。
あと、残業時間的な意味でも一番多いかもしれないです。

【結論】インチャージ(主任・主査)経験は絶対必要!
で、転職するにあたって、インチャージ(主任・主査)の経験は必要かどうかですが、これは絶対必要!と思います。
なぜ必要のなのかをそれぞれ下記で投稿していきたいと思います。ポイントは4つです。
①監査法人はやることマジで多すぎ
②修了考査合格くらいまでは雑務のオンパレード
③インチャージ(主任・主査)業務をしないと監査法人にいる意味半減かも
④インチャージ(主任・主査)業務をしないと会計士としての市場価値も低いかも
昨今の監査法人はやることマジで多すぎ
まずはネガティブ寄りですが、昨今の監査法人ではやることがマジでやることが多すぎます。
やることが多すぎて何が本当に大事なことかを見定めることがけっこう困難だし、ここが大事だな~って分かっていたとしてもそこに辿り着くまでに膨大なやることがあります。
辿り着くまでに溺死しそうになります。
修了考査合格くらいまでは雑務のオンパレード
今の監査法人ではやることが大量にありますが、雑務もけっこうな割合であります。雑務のオンパレードです。
雑務のオンパレードなのは下積み的な要素もあるかもしれないので、まあそこは良いとしても、やっぱなんや言うても入社して2~3年くらいはどうしても雑務の割合が高くなりがちです。
修了考査を受験するあたりから徐々に、本質的な領域に踏み込めることが多いかと思いますが、逆に言うとそれまでに辞めてしまうとただ雑務をやって転職する残念な感じになってしまうかもしれません。
インチャージ(主任・主査)業務をしないと監査法人にいる意味半減かも
監査法人に入る意味って、まあ人によっていろいろあるかと思いますが、インチャージ(主任・主査)業務をしておかないとせっかく監査法人に入って仕事している意味が半減するかもしれません。
インチャージ(主任・主査)として仕事するか、そうでないポジションで仕事をするかは、なんというか、責任感と言っていいのか分かりませんが、まあその辺が全然違うので転職する前には是非ともインチャージ(主任・主査)業務はしておきたいです。
インチャージ(主任・主査)業務をしないと会計士としての市場価値も低いかも
後ろ向きな感じで言うと、インチャージ(主任・主査)業務を経験しないまま転職活動をしてもなかなか評価されないかもしれません。
いやまあ実際転職活動をしたことない当ブログの投稿者が言うのもおかしな話ですが、転職の面接の時には「どんな会社のインチャージ(主任・主査)をしてきましたか?」みたいな質問をされるとかあるとかないとか聞きます。
その時に「いや~実はその経験まったくなくて~」って言うのもちょっと気まずいですのでで、やっぱりインチャージ(主任・主査)の経験はあったほうが良さそうです。
インチャージ(主任・主査)経験と言っても色々ありますが
ちなみにさっきからインチャージ(主任・主査)ばっか言ってますが、なんならゲシュタルト崩壊起こしそうですが、このインチャージにもいろいろ種類というかランクみたいなのがあります。
どういう会社を担当してインチャージするかで、まあ一言でインチャージと言ってもその大変さみたいないのが変わってきます。
上場企業のインチャージ(主任・主査)をできればなお良し
まずは、上場会社のインチャージです。ハイレベルなタイプのインチャージです。
「転職する場合でも上場企業のインチャージはしてから転職しろ!」ってアドバイスする人がいるぽいので、まあこれをできたら安心して転職できます。
最低限、会社法とか非監査とかのインチャージ(主任・主査)は経験すべし
上場企業よりは少しレベルは下がりますが、会社法とか非監査とかのインチャージは最低限しておくべしかと思います。
まあこの辺までしておかないと監査法人に入った意味がないってやつです。
とはいえ、別にインチャージ(主任・主査)経験がないパターンでも全然OK
と、ここまでいろいろ書いてきましたが、まあ別にインチャージ(主任・主査)経験なくても転職活動してもいいんじゃない?とも思います。
大どんでん返しでアレですが、まあ労働環境があまりにもブラックだったら、経験値がどうとか言ってられないので一刻も早く環境を変えるべきです。
あと、どういう転職先にするかにもよりますが、別にインチャージ経験がなくてもまったく問題なく転職できるケースも多々あるかと思います。
よって、インチャージ(主任・主査)経験は間違いなくあった方がいいが、転職のルートによっては別になくてもまったく問題なし!というどっちつかずの結末でおしまいにします。

