こんにちは、お茶くま(@ochakuma4)です。
今回は、公認会計士の仕事内容について投稿していきたいと思います。
公認会計士の仕事って何してるか正直分かんないよねって話で、多分これは外から見てたら謎すぎる仕事なので、実際のところはどうなのかな?というところを解説していきたいと思います。
ちなみに、当ブログを書いているお茶くまは現役会計士で東京のどっかの監査法人で勤務しているので実態に近いというか、少なくともあらぬ方向の内容にはなっていないはずなのでその点はご安心くださいませ。
↓あと、本記事をベースにしたものをYouTubeでも投稿してますのでよければ合わせてどうぞ。

公認会計士の仕事内容は4つに分かれる

まず、公認会計士の仕事は主に下記の4つに分かれるみたいです。
・監査
・税務
・コンサルティング
・組織内会計士
オフィシャルのHPにもそう書いてますので、これが正解です。4つです。(オフィシャルのHPってどっかのアーティストみたいな言い方を勝手にしてますが、正確には日本公認会計士協会のHPです。)
以下は私見によるそれぞれの超簡単な解説です。
監査
公認会計士の独占業務ってやつで最もオーソドックスな仕事です。
会社が作る財務諸表にいわゆるお墨付きを与えるような仕事です。
税務
日々の帳簿の記帳のサポートをしたり、年1回ある確定申告のサポートをする仕事です。
もっとハイレベルになると国際税務の案件の対応とかがあります。
コンサルティング
「コンサル」って一言でいってもその領域はクソ広いです。
経営のアドバイスや相談案件もコンサルだし、何かシステムを作るのもコンサルだし、株価の算定もコンサルだし、挙げるとキリがないです。
組織内会計士
これは普通の会社、いわゆる一般企業に入社して、その中で経理業務とか経営企画業務とかをするイメージです。
経営企画とか楽しそうなイメージがあります。実際はわかりませんが。
公認会計士はどこで働く?
公認会計士の活躍の場、といっても何の仕事をするかとかではなく、どういう会社に入るかという組織的な意味で無理やり5つに分類しました。
ちなみに5つに分類したといっても最後の5つ目は「その他」なので分類し切れていない感が漂ってます。
・監査法人で働く
・一般事業会社で働く
・税理士事務所で働く
・個人の会計事務所で働く
・その他
以下はそれぞれの解説、というか私見による一言コメントです。
監査法人で働く
こちらが最もオーソドックスな働き方です。ほとんどの人はまずは監査法人でキャリアをスタートするかと思います。
特に明確なキャリアプランがなかったらまずはこの道を選択すれば間違いないかと思います。
一般事業会社で働く
こちらも結構あるパターンかと思います。あるあるパターンとしては、まずは監査法人で働き始めたは良いが、仕事がハードすぎるのでワークライフバランスを求めて一般事業会社に転職するってパターンがあるかと思います。
税理士事務所で働く
これもそこそこあるのではないかと思います。まずは監査法人で働き始めるが、仕事をしていく中で税務の世界に興味を持った、もしくは、将来独立するために税務の勉強をしておきたい、とかの理由で税理士事務所に転職をするパターンが多いかと思います。
個人の会計事務所で働く
個人の会計事務所で働くのはそこまで多くないというか、当ブログの投稿者が知らないだけの可能性が高いですが、パターンとしてはそこまで多くはないような感じがします。
どっちかというと、割と中堅〜年配の方が個人で独立開業して、その仲間が集まってみんなで仕事をしていくパターンがあるので、その場合に結果的に個人の会計事務所で働くことになるのかなあ〜という印象です。
あと、親の会計事務所を継いだ場合も、個人の会計事務所で働くことになりますね〜。
その他
その他はもはやケースバイケース、パターンは無限にあるのでなんともですが、コンサルティングに特化した会社で働くや、どっかの会社のCFOになったりがあるかと思います。
監査とは?監査法人での仕事内容に特化して解説
ということで、「公認会計士にはどんな仕事がある?」とか「どこで仕事をする?」とかを色々とここまで書いてきましたが、おそらくほとんどの人がまずは辿るであろう「”監査法人”で”監査”をするケース」に特化して書いていこうと思います。
あえて特化したのは、これ以外のケースをお茶くまが経験したことないから分からんという現実的な理由によるものです。
監査とは?
監査とはクソお堅い感じでいうと「企業から学校法人、公益法人など幅広い対象について、独立した立場から監査意見を表明し、財務情報の信頼性を担保する」ことです。
が、これでは分からんので、超噛み砕いていうと、「企業が作る財務諸表にお墨付きを与える」ことです。
監査法人はどんな仕事内容をしている?
ということで現場レベルではどんな仕事内容をしているって話ですが、日々クライアントの会社にお伺いをして、会議室的なところをお借りして、そこで監査の仕事をする感じです。
クライアントの資料を見て、財務諸表につながっている数値が正しいか、明らかに誤っているエラーがないかをチェックしていくような仕事です。
あるべき処理と違う会計処理があれば、担当者と相談を経て修正されたり、クライアントの相談に乗ったり…というようなことが日々の仕事となります。
年間スケジュールは?
監査法人や公認会計士はよく繁忙期が大変と言いますが、最近は繁忙期以外とされてきた時期も繁忙期になってきてるような感じがします。
何を言っているのかよく分からないと思うのですが、繁忙期以外も繁忙期、つまり、年中繁忙期です。
特に決算が重なる4月5月はハンパなくて、人間としての尊厳をギリギリ保てるレベルの働き方になります。働き方改革は進んでいるとはいえ、「定時で帰ってプライベートも充実だ!」夢のまた夢のような感じがします。
ちなみに監査法人の残業がやばいよって話は別記事でも書いてますのでそちらも合わせてどうぞ。

その他の年間のスケジュールに関しては、オフィシャルHPで超絶詳しく解説しているページがありましたのでそちらをご参照ください。
職階別にどんな仕事をしている?
次に「職階別にどんな仕事をしているの?」って話で、先ほどHP内で出てくる登場人物に倣って「監査責任者」「主査」「監査補助者」の3つに分けて記載していきます。
まず監査責任者ですが、責任者っていうくらいですので最終的なジャッジをしたり、組織のマネジメントをしたり、営業をしたり…とマジで多岐に渡るかと思います。
次に、主査は、現場を仕切る感じのキャラですので、前面に出てお客さんとコミュニケーションをとって、会計処理の相談もやりとりをして…と言ったように一番手を動かすプレイヤーとなります。
最後に、監査補助者ですが、こちらも現場のプレイヤーとなって現場で作業をしまくる人です。監査チームによっては監査補助者が2,3人のところもあれば20人、30人になるケースと、いろいろあります。
監査の仕事内容まとめ
ということで監査の仕事の内容まとめ、、、まとめるほど特に何も書いてませんが、企業の財務諸表にお墨付きを与えるために、自分の与えられた役割に従って、繁忙期は特に働きまくる仕事となります。
ちなみに多分レベルですが、監査法人にいて監査が大好きって人は少数派のような感じがします。
監査法人・公認会計士の仕事内容で大変な部分
最後におまけ的に監査法人の仕事で大変な部分を書こうと思います。5個ピックアップしました。
・雑務のオンパレード
・期日のプレッシャー
・繁忙期はマジ激務、作業の膨大
・一生勉強する必要がある
・クライアントへの回答への責任
一般的に言われていることがほとんどかと思いますが、お茶くまが個人的にその中でも特に感じることをピックアップしました。
雑務のオンパレード
監査法人の仕事で大変なところの、まずはじめは「雑務のオンパレード」です。
難しい試験に合格してやっと仕事ができるぞ〜と思って入社したら、意外と仕事らしい仕事をすることができず、日々の業務の9割が雑務で終了するってことは結構あるかと思います。
時には「大学生のバイトを雇ってもできる作業じゃないんすかコレ…」みたいなことも結構たくさんあるので、割と困惑するかと思います。
ちなみに、この雑務のオンパレードに嫌になって転職を考える人が特に若手層で多数いるのではないかと勝手ながら感じてます。
期日のプレッシャー
監査法人の仕事で大変なところの2つ目は「期日のプレッシャーがあること」です。これは監査に限ったことではないかもしれませんが、監査でも期日のプレッシャーがあります。
いつまでに監査を終わらせないといけないって期限は当然あるので、直前とかはかなりハードな働き方になります。いわゆる繁忙期ってやつですね。
繁忙期はマジ激務、膨大な作業に瀕死状態
で、繁忙期は決算の会社を複数持って同時並行的に進める、もしくは、こっち会社の決算が終われば間が開くことなく次はこっちの会社の決算…というように、マジで休む間がなく仕事をする感じになります。
「時には無理をする」ってことが誰しも経験することになるかと思うのですが、その無理をするが日常的になると当然ながら体調を崩すことになります。マジ体は資本なんで大事にしたいッス。
一生勉強する必要がある
これは大変な部分というか、もしかしたら専門家としては当然かもしれないですが、知識のブラッシュアップのために一生勉強する必要があります。
会計とか監査まわりの基準は毎年改正されたり新しい基準ができたりするので、勉強をすることを辞めたら死にます。
いや死ぬは嘘ですが、とりあえず勉強を続けることが必須です。勉強といっても受験の勉強ではなく、あくまで実務での勉強なので感覚的にはそこまで勉強している気はしないですが。
クライアントへの回答への責任
監査法人の仕事で大変なことの最後は「クライアントへの回答の責任」です。
この仕事は、クライアントから会計まわりで相談を受けることがよくありますが、その回答内容をミスると後で炎上したりします。
なので回答の際には慎重になる必要がありますが、後から「この観点が抜けていた!」みたいなことや、「こちらの意図をうまく伝え切れていなかった…」とかもごく稀にですがあるにはあるのでその場合はマジで冷や汗もんです。
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。