こんにちは、お茶くまです。
今日は「予備校/専門学校選びの重要性」について投稿していきたいと思います。
抽象的に「こういう予備校を選んだらいいよ」とかいってもよく分からないし、そもそも公認会計士の予備校/専門学校って片手で数えれるくらいに限られておりますので、具体的に比較する形式で投稿していきます。

予備校選びをミスると合格可能性はちょっと下がる
まず世間一般でよく言われていることをまとめると下記になります。
・予備校の浮気(?)はあまりしないほうが良い
・どこの予備校もだいたい似たような内容を提供してくれる
・だから一度決めたところで最後までがんばることが重要
これはごもっともです、その通りとしか言いようがありません。
が、しかし、間違った努力をし続けても成果がなかなか出ないのと同様に、成果が出ない環境で努力をし続けてもなかなか成果が出ない、つまり、イマイチな予備校を選ぶと、シンプルに合格が遠のきます。
一見似たように見える予備校でも、特徴がそれぞれあって、自分に合った予備校を選ぶことが超大事です。
管理人の個人的な意見ですが、予備校/専門学校選びを正しくするorしないで合格可能性は10~20%くらい変わってくるんじゃないかと思ってます。
あと、すでに勉強を始めている方でも、あれ?合ってないな?という違和感を抱いたら現状のままでいいのかを一度検討をしてみることをオススメします。
各予備校の比較
ということで、各予備校の比較をしていきたいと思います。中の人の私見100%で突っ走っていきます。
下記の予備校を比較していきます、これ以外にも日本全国探したら、もしかしたら超マイナー予備校があるかもしれませんが、よほどの事情がない限り無視して大丈夫です。
・大原
・TAC
・東京CPA
・LEC
・クレアール
無難オブ無難、大原
別の記事でも書いたかもしれませんが、中の人は”本気になったら”で有名な大原に属してました。
大原のここいいな~と思ったところは下記です。
・ステップ答練すばらしい
・大手なので勉強範囲の網羅性は安心
一方、ここは微妙だなぁ〜と思ったところは下記です。
・講師がハズレだとその科目はきつい
・常駐講師だからいつでも質問できると宣伝してるが、講師がクソならそもそも質問する気になれない
管理人の場合は、財務と監査の講師がクソだったので、この2科目に関しては講師に頼ることを辞め、受験仲間とSNSで解決してました。
この辺は表裏一体かと思うのですが、素晴らしい講師が常駐してくれるとめっちゃ助かりますが、クソ講師が常駐しててもただの物置きなので困りますね。
苦しいことに、好みの講師を選べないのが残念ポイントですね。
ちなみにここまで書いてて気付いたのですが、以下の記事で良い予備校講師を選ぶのは重要だよって内容で投稿してましたので合わせてご参考下さい。

大原の次点で無難か、TAC
TACは大原と同じくして、大手という意味合いで一緒なので、基本的に大原と一緒と思ってもらったらいいかと思います。試験範囲をカバーできているとかいう意味では、大原と同じくスケールメリットがありますので、相対試験ではこの辺りは安心です。
TACの講師陣はなんか、会計士試験合格者を条件にしてて、かつ、実務経験も割とある方がしてることが多いので、実務も交えた話が講義で聞けるとかなんとか聞いたことあります。
まあそれは確かにいいところかもしれませんが、実務の話を聞いたとて試験の点数に結びつかなかったら何の足しにもならないので、どうでもいいっちゃどうでもいいですね。
あと、実務経験をしている人が講師をしている、つまり、普段は実務の仕事をしていて、TACの講師業も仕事の一部としてやっている場合は、校舎にいるのは授業の前後だけなので、質問のしにくさは結構あると思います。
まあ講義の前後でまとめて質問すればいいだけなんですけど、講義の前後の時間しかないというのは若干心許ないですね。ちなみに質問カード?みたいなのがあるとかないとか聞いたことあるんですが、質問カードシステムはクソみたいです。
いわゆる勉強ができる人はTACや大原でもいいと思います。
具体的には、テキストを読むだけでけっこうしっかり理解できたり、行間を読めたりできるならTACや大原でもいいです。というかそんな人は多分どこで勉強しても大丈夫と思います。
1行の文章を読んで、「あ、これは裏返すと、ここの論点になるのね〜」みたいな感じで他の論点の結びつきとか、1つの論点の中での上下関係がつかめたりできるようなイメージです。
ただそんな人は10人に1人くらいしかいないと思うので慎重になりましょう。
ちなみに3次試験の修了考査はほぼ9割以上のシェアでTACなので、合格後の統一感は出ます。そんな統一感は出さなくていいですが。

最近のトレンドかつ大本命、東京CPA
いま選ぶならココです。大本命です。
当ブログの筆者が受験をしていた頃は、東京CPAは3番手4番手くらいのポジションだったのですが、最近は大手にも引けず劣らずになってきている感じがします。
中堅規模の学校は、範囲の網羅性(アタリハズレも含む)の関係があって相対試験では不安な点があるのですが、東京CPAクラスになれば最近大きく伸びているということもあり安心です。
あと、中堅ならではのフットワークの軽さとか、受験生の声の反映の速さとかが素晴らしいので、むしろ大手より優れているかもしれません。
当ブログの筆者の勝手なイメージでは、東京エリアをメインに活動してて、慶應と早稲田の学生をメインターゲットにしていたイメージだったのですが、最近大阪にも校舎ができたみたいで伸びがすごいです。
例えば今TACや大原で勉強している方でも、移籍コストを加味しても東京CPAのメリットは多数あると思うので、是非前向きに検討するのをおすすめします。
受験生ニーズの痒いところにも手が届く学校だと思うので、迷って決めれないなどでしたら、ここにするのが良いと思います。
ちなみに、痒いところにも手が届くとか割と勝手なこと言ってますが、当ブログの筆者は所属したことないので、このあたりは全部想像で言ってます。
その他① LEC
その他の中堅〜無名予備校としては、まずLECがあります。
地方に住んでいる関係で選択の余地がない、絶対ここにしないといけない親父との約束がある等の特殊な事情を除き、基本的に選ばないほうがいいと思います。
やめといた方がいい要因としては、まず、相対規模が圧倒的に不安な点です。周りの受験生がみんなやっている、みんな知っている論点でも、自分だけが知らないって状況になる可能性がまあまああります。
仮にそうならなかったとしても、勉強してて常にその不安と隣り合わせになることになりますので、精神衛生上良くないと思います。
あと、この試験の勉強って大体3年ちょっととかの人が多いと思うのですが、その期間、ただでさえ会計士試験という世間から離された環境に身を置いているのに、さらにその中でもLECという隔離オブ隔離みたいな環境にあえて身を置いて孤独度を高める必要もないかと思います。
ちなみに、LECは受講料金が他と比べて安いのがウリですが、合格可能性を下げてたら意味ないのでここを選ぶのは無しかと思います。
↓勉強期間が3年くらい、つまり10,000時間くらいかかる記事はこちら。

あと、通信で学習する前提の場合ですが、通信学習は今や他校でも十分ストレスなくできるし、ネットからの質問も特に問題なくできるのでもはやLECを積極的に選ぶメリットは無いです。
というか今は通信での学習環境も結構整っているので、LECの通信衛星校舎みたいなよくわからないところに申し込むくらいなら東京CPAの通信講座を申し込みましょう。
その他② クレアール
最後に忘れてましたが、クレアールもありました。
非常識合格法という謎な勉強法を提唱しており、結構怪しい感じも満載なのですが、まあ比較の意味合いでどんなもんかのパンフレット請求くらいはしてもいいかと思います。
ただ、マジでクレアール一本で行くのは結構な覚悟が必要になるかもしれません。
各予備校のテキストを見て比較する
と、ここまでいろいろと書きましたが、イメージがなかなか掴みにくいところもあるかと思います。
その場合ですが、各予備校の「同科目」「同単元」のところを予備校間のテキストで見比べてみるのがいいかと思います。
そうすると、例えば、Aの予備校では網羅性は高いな〜だったりとか、Bの予備校は解説が丁寧に書いてるからページ数が多いな〜とかの気づきがあると思います。
その辺を見比べて一番自分に合いそうなところが候補になってくるかと思います。これから毎日みるものになりますので自分に合った教材かそうでない教材かは非常に重要です。
各予備校に受講相談をしてみる
テキストを見るついでに、できればその予備校で受講相談もするのが良いかと思います。
そこで担当してもらう先生の雰囲気とかを見てみて、合う合わないを参考にするのもいいかと思います。
たまにですが、自分の予備校の生徒を増やしたいために、良いところしか言わない講師がいるかもしれませんが、そこは頑張って見極めてください。