こんにちは、お茶くま(@ochakuma4)です。
今回は、「公認会計士試験に独学で合格することは可能なのか?はたまた無理なのか?」というテーマで投稿していきたいと思います。
ちなみに、本ブログの管理人はバリバリの予備校生だったので、独学ならではの苦しみとかは想像で投稿してます(スマン)。最後まで読んでね。
↓記事をベースにしたものをYouTubeでも投稿してますのでよければ合わせてどうぞ。
公認会計士試験の独学合格は天才でない限り無理
まず、いきなり結論からいくと、独学での合格は天才でない限り無理です。
いやお前予備校で勉強してた立場で何言っとんねんって話ですが、想像だけでも明らかに無理と分かります。
巷では「この教材を使ったら独学でも合格できるよ!」とか、「独学でできる秘密の方法を教えます!」みたいな怪しい情報商材で溢れてますが、実際はそんな夢のような方法はないです。
以下は独学が非常に厳しい、いや無理な理由です。
・質問できる機会がないのはきつい
・相談できる相手がいないのはきつい
・膨大な試験範囲を独学教材だけでカバーするのは無理
・途中で心が折れる
独学が無理な理由①:質問できる機会がないのはきつい
独学が無理な理由の1つ目は、質問できる機会が限られる点です。
勉強してたら講師や受験仲間に分からないところを聞きたくなる時がありますが、それができないのは勉強を進めるにあたって大きなデメリットです。
まあ今のネットの時代はメールとか電話でやりとりできるので、質問できなくもないですが、どちらかというと質問できる環境がすぐ近くにあるに越したことはないです。
独学が無理な理由②:相談できる相手がいないのはきつい
独学が無理な理由の2つ目は、相談できる相手が限られる点です。1つ目の質問できないって点と若干似てます。ここでいう相談できる相手というのは予備校講師と受験仲間です。
この勉強は順風満帆に進むことなどほぼない、いやむしろ壁にぶつかりまくりかと思いますので、相談できる相手はいた方がいいです。
独学だと、ネットや電話でのやりとりはあるかもしれませんが、近くに相談できる相手がいないのは結構デメリットです。
独学が無理な理由③:膨大な試験範囲を独学教材だけでカバーするのは無理
これは結構シビアな話で、独学となれば市販で売っているような教材で学習を進めるイメージかと思いますが、市販の教材では現実的に無理です。マジで無理です。
というのも、シンプルに市販教材では試験に必要な論点を全然網羅できないからです。
簿記1級の試験を受けようとしているのに、簿記3級の教材をいくら頑張っても合格できないのと同じ感じです。
独学が無理な理由④:途中で心が折れる
独学がきつい最後の理由は、途中で心が折れることです。
この試験は勉強期間が長期間になりますが、途中で心が折れる時がほぼ間違いなくくると思います。
予備校に通っていたら勉強の習慣化もしやすいし、何より周りに同じように頑張っている人がいっぱいいるのでモチベーションを維持しやすいです。
が、独学だとモチベーションの維持がなかなか難しいです。
よって長期的に見るとモチベーション的とかメンタル的な意味合いで独学は結構しんどいことになる可能性が高いです。
というかそもそも独学って何?
そもそも論なんですが、この試験の合格までの勉強時間が仮に10,000時間としたら、9,000時間くらいは自習です。なのでそういう意味では全員ほぼ独学とも言えます。
ちなみに合格までに10,000時間かかるんじゃないかな?って記事は下記。

予備校の教材を中古で、どっかから仕入れて、一部通信教材を取って、たまに予備校の模試を受講してみたいなスタイルのこと独学というならば独学でも合格可能です。
まあどこからが独学で、どこからが独学じゃないかは境界線が微妙なところがあるのですが、結局は予備校に所属してた方がいいよねって話になります。
完全なる独学は、リスクがあるので極力避けるべきかと思います。特にこだわりがないなら予備校や専門学校行ったほうが無難です。
予備校に普通に通った方がいい理由3選
ということで予備校や専門学校に行った方がいいよって理由&メリットは下記です。逆にいうと独学をしていると下記のメリットが消滅するので非常に不利な立場になります。
①教材に安定感をもって勉強できる
予備校に通うメリットの、まず1つ目は教材の安定感です。
会計士の勉強は、会計基準や法律や税法が絡んでくるので、毎年いろんな改正があります。
これを逐一キャッチアップするのは大変だし、そもそもそんなところに労力を使うべきではないです。
こういうのは全部予備校に任せるべきなので、予備校に通ってレールに乗っかっていれば「改正前のもので勉強していた!しまった!」みたいなアクシデントはなくなります。
②答練の存在でモチベーションが続く
予備校や専門学校に通っていたら、短答式試験であれ論文式試験であれ、答練を受講することになります。
この答練ですが、実践練習みたいな場なので、極力現地で受けるべきです。
答練を受けていれば合格できるってわけではないことは分かっているので、答練まみれになるのは良くないですが、答練を現場で受講する機会が極端に少ないのもあまり宜しくないかと思います。
実践の場は確保しておくべきだと思うので、そのような機会は普段の勉強に組み込んでおくべきです。
独学でも(ひとりでも)答練を1時間か2時間かで時間をきっちり区切ってやり切れる人は予備校に通って現場で受講することにこだわる必要はないと思います。ただそんな鬼のようなメンタルを持っている方は少ないと思います。
③勉強仲間の存在
タバコ仲間は不要ですが、勉強仲間はいないよりいたほうが良いです。
普段の勉強でわからないところは気軽に質問できるし、なにかと情報交換もできるます。
この試験の微妙なところが、たとえ予備校の講師でさえもよく分かっていないことや、はっきり答えれないものが割とあるので、その辺をなんとなくでも相談できる相手がいれば、長期間勉強することを考えたら精神衛生上も良いかと思います。
ちなみにメンタルを整える記事もありますので合わせてどうぞ

それでも独学で勉強しないといけない場合
独学は無理ということが分かっているが、諸般の事情により独学で勉強しないといけないこともあるかと思います。いや普通はないと思うのですが、稀にそういうケースもあるかもしれません。その場合どうしたらいいのかを投稿していきたいと思います。
ちなみに、こうすれば独学でも合格に近づけるよって感じで書いていきますが、管理人はバリバリの予備校生だったので、内容はほぼ全部想像です。
自習室(勉強の拠点)を見つける
まずは、環境を整える必要があります。てことで、自習室を見つけましょう。
自宅で勉強する派もおりますが、長期間集中して勉強するにはどうしても誘惑が多いのでできれば自習室ぽいところにしましょう。
カフェとかでもいいのですが、長時間滞在は厳しいかと思うので、有料の自習室も検討していくのがいいかと思います。
Twitterのアカウントを作る
Twitterで色々と情報発信している方がおりますので、情報収集用でTwitterアカウントを作りましょう。
自分自身は何も呟かなくていいので3日に1回くらいでたまになんか情報落ちてないかな〜くらいで見る程度でいいかと思います。
メルカリとかで予備校の教材をゲットする
もはや独学なのかどうかも怪しくなってきておりますが、メルカリとかで予備校の教材をゲットすることも必要になってくるかと思います。
というのも、純粋な市販の教材のみで、会計士試験合格は物理的に無理かと思います。
理解する力があるとかないかとかではなく、そもそもの論点の網羅とか、論点の深さとか、予備校の教材と市販の教材では全然違うので、市販の教材だけでいくのは無理オブ無理です。市販の教材でいけるのは簿記1級までですね。
独学のおすすめ教材は?
最後におすすめの教材ですが、これは予備校のテキストや問題集や答練になります。
逆にいうと市販のものではちょっときついです。市販のものはあくまでサブ的な位置づけであくまでメインは予備校が提供してくれるもので勉強するのが良いかと思います。
本来的には基準の原文まで遡って勉強ができると最強なのですがさすがにハードルが高すぎるので、ある程度噛み砕いたり重要性に応じてまとめてくれてる予備校のテキストが良いです。
市販のテキストになると、論点の網羅性や深さが圧倒的に足りないのでこれだけで試験に合格するのはちょっと無理です。


