こんにちは、お茶くま(@ochakuma4)です。
以前に会計士の修了考査に関する記事を書きまして、ほぼアクセスがない状態の中で続編を書くのはどうかと思うのですが、まあそんなことを言っても仕方ないので今回はその続編みたいな感じで投稿していきたいと思います。

専門家としての資質や教養をつけましょう〜的なお堅い系のやつは別サイトに全面的にお任せしますので、当ブログでは正直な意見を述べるコンセプトでいきたいと思います。
なお、全て私見かつファンタジー的要素&フィクション的要素で構成されており、特定の誰かをディスったりする意図は全くありません。
修了考査はもう全員合格でいいんじゃないですか?
まず本記事のタイトルが”修了考査はもう全員合格でいいんじゃないですか?”となっております通り、「これは明らかに怠慢ですねえ〜」という人以外は全員合格でいいんじゃなかなというのが個人的な意見です。
勉強の資質みたいなのは、会計士の1次試験と2次試験で十分試されているはずなので、3次試験はもっと気楽な感じにしていいんじゃないですかね。
現実の合格率はクッソ低い
と思いきや全員合格なんぞ夢のまた夢で、現実は非常に厳しい水準となっております。
年度 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | |
---|---|---|---|---|
願書提出者数 | 1,618 | 1,896 | 2,126 | |
受験者数 | 1,495 | 1,749 | 1,936 | |
合格者数 | 838 | 854 | 959 | |
合格率 | 56.1% | 48.8% | 49.5% |
真面目に勉強して、合格するかな?厳しいかな?といった水準です。いや40%台てほんま勘弁してください。
いつから勉強始めるのがいい?
とはいえ、ガヤ的に「合格率を上げろ〜」といくら叫んでも何の解決にもなりませんので、現実的にどうしたらいいかを勝手に色々と述べていきたいと思います。
まずは「いつから勉強始めるほうがいい?」って話ですが、「なるべく早い段階で始めるに越したことはない」という超当たり前な回答となります。
数年前とかだったら、「2週間前から答練だけやってたら合格した〜」みたいなケースもざらにあるかと思いますが、今の時代はそうでもなさそうです。
ということで、以下は時期別の勉強についてです。
7月・8月
半年くらい前から勉強を始めるのが最近のトレンドのような感じもするので、セミの鳴き声が聞こえてくる7月・8月あたりから勉強をするのが良いかと思います。
というか多くの方はこの辺りから勉強を始めているような気がします。
ちなみに当ブログを書いているお茶くまもこの辺りから勉強をスタートしてました。
これより前に始めようとすると4月〜6月になりますが、ここは繁忙期シーズンで勉強どころではないので、7月あたりからの勉強スタートが現実的には最短になるのかなと思います。
9月・10月
監査法人の閑散期である8月が終わると、9月以降は平日は仕事が続くかと思いますが、夜遅くまで残業することはなるべく避けて、定時で仕事は終えれるようにしたいところです。
まあ、そういうわけにもいかないことの方がほとんどかと思いますが。
11月・12月
この辺りになってくると、監査法人勤務であれば試験休暇も取れるので結構ガッツリ勉強する時期になってくるかと思います。いわゆる直前期ってやつです。
このシーズンで「テキストまだ開けてません〜」とか「今から講義を聞き始めます〜」って感じだと出遅れ感があるので、夏or遅くても秋くらいにはある程度の勉強を進めておいて、直前期は試験範囲はいちおう一通り何かしら触れているような状態にするのが理想的かと思います。
「2週間前から本気出したらなんとかなったわ〜」とか言う輩の意見を鵜呑みにしたらまじで死にます。
仕事との両立について
修了考査はある意味“全員社会人受験生”みたいな試験なので、仕事との両立がクッソ重要になってきます。
こと監査法人に限っていうと、全体の傾向として、下記のような悲しいパラドックスになることがあります。
仕事がよくできる人、よく頑張る人には色々なタスクを任せられがち
→残業での対応とかもどうしても発生する
→当然、勉強時間も限られてくることに
→結果、合格可能性が下がる
試験合格の1つの要因として「勉強時間をいかに確保できるか」というのもあるかと思いますので、“残業にまみれて勉強時間がほどんど取れませんでした”みたいな事態はなんとしても避けたいところです。
定時で終わるという強いきもち
ということで、残業を全くしないというのは現実的に無理としても、できるだけ残業を避けるように定時で終わるという強いきもちを持ちたいです。
きもちだけではどうにもならないというのは百も承知ですが、それでも強いきもちを持ちたいところです。
試験休暇は最大限確保する
組織によって、また個々人の状況によって、試験直前にどれくらい休みをもらえるかは色々あるかと思いますが、可能な限り、最大限、取れる分の休暇は取るようにしましょう。
1日多く仕事をしたからといって、何にも変わらないし、自分が1日休むことで業務が回らなくなるような会社ならばそもそもそこには長く居ない方がいいです。
自習室は借りたほうがいい?
予備校とは別枠で自習室を借りるかどうかについては、結論的にはどっちでも良くて個人の好みによるというふわっとした回答になります。スミマセン。
予備校の試験対策講座みたいなやつに申し込めば、予備校の自習室も使えるようになるのでそれを使えば事足ります。が、地理的な問題とか、予備校の自習室に行ったものの席が取れないリスクとか、クーラー直撃の席が嫌とか、知っている人に会うのは避けたいとかだったら、無難に予備校とは別枠で借りた方がいいのかなと思います。
ちなみに、当ブログを書いているお茶くまは1万円/月くらいの自習室を試験直前の1ヶ月は借りてました。
過去問対策は重要と思う
あと、一般的なことで特に有益な情報でもなんでもないですが、修了考査においても過去問対策、というか少なくとも過去問を眺めて「どんな感じで出題がされているのかな?」って確認することは結構重要かと思います。
非常に個人的な話ですが、職業倫理の過去問を過去3〜5年分くらいどこが出題されているかを全部見ていったら、規定のこの辺がよく出るとかのなんとなくの傾向みたいなのがありました。
となると次はこのあたりが出題されるかも…?みたいなのがなんとなく分かって、強弱つけた勉強ができるのでおすすめ、まあおすすめとか以前に普通に過去問対策はやるべきかと思いますが。
ちなみに、会計実務や税務実務は範囲がバカ広いので予想をすることはほぼ不可能で、出題の温度感とかをなんとなく掴む感じになるかと思います。
残念ながら現実は「勝てば官軍」
さて最後にですが、非常に残酷なことに、「試験は水物」って言葉があるのと同時に「勝てば官軍」って言葉もありまして、試験は結果が全て、そしてこの試験も例外なく結果が全てだなあとしみじみ思います。
極論ですが努力をしなくても合格さえできればまったく問題なしとなります。監査法人によっては合格が昇格の要件になっているところもあり、給料ベースも変わってくるし、クライアントからの目線も多少変わってくるかもしれないし、まあ基本合格した方が良いのは間違いないので、努力と実力ができるだけ結果に反映されるように願ってます。
あと試験運営の皆様におかれましては早急に合格率を40%台から90%台に引き上げて頂きますよう何卒よろしくお願いしたい所存です。
以上です。参考までに以前の記事はこちら。

各科目に特化した記事もあるのでよければ合わせてどうぞ。





