こんにちは、お茶くま(@ochakuma4)です。
世の中の決算の会社が3月が多いってことで、監査法人勤務の会計士は、必然的に4~6月が繁忙期で忙しくなる感じなのですが、そのあたりの実態を投稿していきたいと思います。
2次試験の論文式試験に合格したら特段の事情がない限り監査法人に勤務することになると思うのですが、実態はこんなもんだよってことをイメージいただければと思います。


繁忙期の残業時間は100時間/月
まず、月の残業時間ですが、繁忙期は100時間です、というか100時間を超えます。
まあ正確に測ってるわけでもないし、移動時間とか途中の休憩とかも合わせるとなんともいえない時間帯が含まれているのですが、かなりハードな働き方になることは間違い無いです。
現代版DEAD or ALIVE の世界に突入することとなります。いや何言ってんすか。
残業代はどれくらいになるのか?

残業を死ぬほどすると、当然残業代も膨らむことになります。
昨今の監査法人では、というかどの会社でも同じかと思いますが、カラ残業的なものはほとんどないので、仕事した分はそのまま残業代として返ってくるのが不幸中の幸いです。
残業代は、どこの監査法人で働いているかとか、職階とか、個々人の評価とかにもよりますが、繁忙期に100時間くらい残業すると給料は60~100万円くらいになるかと思います。
60~100万円くらいという、なんとも幅を残した感じですみません。
とりあえず世の中の平均的な会社員と比べたらべらぼうにもらえる方と思います。車とか高級腕時計とかの明らかにお金がかかるものでない限り欲しいものは基本何でも買えると思います。
監査法人での1日の過ごし方、タイムスケジュール

繁忙期の監査法人での1日の過ごし方、タイムスケジュールに関して。
普通ならば円グラフ的なものを作って、視覚的にもわかりやすくするものですが、監査法人の繁忙期スケジュールは円グラフを作る必要もなく、起きている間は基本ずっと仕事をしている感じになります。
受験生の時って、食事と睡眠とお風呂とかの絶対にしないといけないこと以外は基本勉強に当てていたかと思いますが、その勉強が全部仕事になる感じです。
なかなか辛いものがあります。

繁忙期に休日はあるのか?
次に、繁忙期に休日はあるのか?についてですが、答えは「ほぼ無い」です。
ほぼ無いとしたのは、一応法律で日曜は絶対に休み!出勤する場合でも月に何回まで!って厳しく決まっているので、それを超えないためにちゃんと休みにはなってますが、じゃあちゃんと休めるのか?と言われたらそうもいかないのが現実です。
まあと言っても、朝にちゃんと起きて、定時内を仕事をして、お客さんと電話もいっぱいして・・・といった感じではなく、ちょいちょいと仕事をするような感じになります。なので、普通の平日と比べて余裕はありますが、心から休めるような状態では無いです。
非常に苦しいところです。
残業規制的なものはあるのか?

当ブログでは記事を投稿するときに、一応Googleで似たようなワードで検索して他のサイトとかををざっと見て、あまりにも世の中の情報と齟齬がないようにしているのですが、あるブログで「監査法人が使ってるPCは夜の10時になったら自動で切れるから逆にホワイト!」みたいなことが書かれてました。
ミスリードしすぎやろ!って思ってしましました。
確かに、10時に切れてPC操作できなくなるかもしれませんが、別に仕事のトータルの量が減っているわけでもなんでもないのでホワイトではないです。
早朝に起きて仕事をしてる人もいるだろうし、どうしてもという場合は、10時以降もPCで仕事ができるようになるところもあるので、まあ疲弊の加速は止まらない感じです。辛いです。
監査法人での繁忙期の働き方まとめ

ということで色々と書きましたが、監査法人での繁忙期の働き方に関して、総じていうと下記の通りです。
・繁忙期の残業は100時間/月
・よってプライベートは基本皆無
・命を削って働く、まさにDEAD or ALIVEの世界観
・ただし残業代は死ぬほどもらえる
いずれもやばい感じです。公認会計士はやめといた方がいいよって記事もあります。

繁忙期ではない閑散期はどんな過ごし方か?

ここまで繁忙期、つまりヤバい時期をメインに書いてきましたが、逆にあまり忙しくない時、閑散期はどんな感じかを投稿していきたいと思います。
残業時間は?
まず残業時間ですが、繁忙期と比べるとグッと減ります。とはいえ、全く残業せずに済むとかではないので、毎日1時間とか2時間くらいかな?といった感じです。
繁忙期のことを思うと死ぬほどホワイトです。
残業代は?
次に残業代ですが、残業時間が大幅に減っているのでそれに伴って残業代も大幅減ることになります。
ただ、残業代が減って悲しいといった感情は1ミリもなく、人間らしい生活ができて満足度合いは非常に高まります。
1日のタイムスケジュールは?
1日のタイムスケジュールですが、定時が5時半とかの監査法人が多い気がしますが、6時半に終わって、家に返ったら7時とか8時くらいとかのパターンが多いような気がします。
となると割とプライベートの時間も取れますね。
期ズレを担当してたら死亡
と、ここまでを見ると、「繁忙期は確かにしんどいけど、それ以外の時期は結構ホワイトじゃん〜」ってなると思いますが、それは期ズレを持っていなかったらの話です。
期ズレというのは決算月が3月以外の会社のことです。
例えばですが12月が決算月の会社を担当していると1月と2月がまあまあハードな働き方になります。もちろん12月以外でも1月とか2月とか7月とか9月とかの決算会社はたくさんありますので、3月決算会社以外でも、年に何回かは繁忙期が押し寄せてくることになります。
超最悪、年間かけて均等に決算会社を担当することになったら年中繁忙期みたいな事態になります。
監査法人での働き方のハードさは人による

最後に、これを言ったら元も子もないのですが、どれくらいのハードさで働くことになるかについては結構人によるところがあるかと思います。
つまり、同じ監査法人、同じ事業部だったとしても、どの会社を担当するかでまるで働き方が違ってきます。
たくさんの会社を担当して、仕事内容もいろんな仕事を任せられると必然的にハードな働き方になってくるし、そうでなければゆとりある働き方になるかと思います。
ワークライフバランスを保ちたくても、たくさん仕事を振られる性格とか能力があればハードさはどうしても増してきますし、その逆も然り、本人の意思とはアンマッチな感じが起きやすいので難しいところですね。
残業をすればするほど年収も上がる話
ここまで、残業時間ばやばいよって話をしてきましたが、残業時間が伸びるとそれに比例して残業代も多くなるので、結果的に年収も上がります。
どこの監査法人にいるかとか、どの職階とか、個人によるところとか色々あるかと思いますので、一概にいくらだ!っていうのは難しいですが、残業をたくさんすると、若くして年収1000万円も普通にいくかと思います。
管理職になったらそもそも残業という概念がなくなりますが、もともと1000万円いくかと思います。
詳細は別記事でありますので合わせてどうぞ。

